CRP(C反応性蛋白)

CRPの概要

この項目は、血液中のCRPの量を調べる検査です。

CRP(C反応性蛋白)とは、急性期反応物質の1つで、主に肝臓で作られており、体内で何らかの原因により組織の破壊や炎症が起こると増加する蛋白です。
CRPは、体内で炎症が起こると数時間で血液中に増加し始め、1〜2日程度でピークとなり、炎症の回復と共に速やかに減少します。
そのため、炎症マーカーとして広く使用されています。

また、悪性腫瘍でも増加することがあるため、悪性腫瘍の補助的診断検査として用いられることがあります。

基本的にCRPの数値が高いほど炎症の程度が重度もしくは細胞の破壊が進んでいる可能性が高いと考えられます。

CRPの働きと名前の由来

CRPは、補体の活性化やリンパ球機能の活性化、貪食細胞機能の促進など免疫機能を亢進させる働きがあります。

CRPの名前の由来は、肺炎を引き起こす肺炎球菌の菌体に含まれるC多糖体と反応する蛋白ということから、C多糖体と反応する蛋白、C反応性蛋白=CRP(C reactive protein)と名付けられました。

生理的変動

性別による変動

男性の方が女性よりもやや高い値を示す傾向があります。
女性の方で妊娠(特に妊娠後期)している場合、やや高い値を示すことがあります。

その他の影響による変動

加齢や喫煙によりやや高い値を示す傾向があります。

検査の目的

感染症や炎症性疾患を疑う場合やそれらの経過観察として

参考基準値 (単位:mg/dl)

0.30 以下

※基準値は施設ごとで異なる場合があります。

CRPが高い値を示す病態

各種感染症(細菌、真菌、ウィルスなど)  ・ 膠原病(慢性関節リウマチ、リウマチ熱等) ・ 心筋梗塞 ・ 悪性腫瘍(がん・悪性リンパ腫など) ・ 外傷 など

※一般的に、ウイルス感染症よりも細菌感染症の方が高い値を示す傾向があります。