妊娠検査

妊娠検査の概要

この項目は、妊娠をしているかどうかを尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の有無を用いて調べる検査です。

医療機関で実施される妊娠のスクリーニング検査や市販で販売されている妊娠検査薬は、尿中に存在するhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンの有無を検査しています。

このhCGは、受精卵が子宮に着床してから作られはじめるホルモンで、妊娠4週目頃から尿中に出現するようになります。

※ 妊娠4週目とは
生理周期を28日として、最終生理日を妊娠0日として最終生理日のあった次の生理予定日が妊娠4週目となります。

hCG(ヒト絨毛性ゴナトトロピン)とは
hCGは、胎盤の一部から分泌される性腺刺激ホルモンです。
この hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)は、主に黄体を刺激してプロゲステロンの産生を促し、妊娠の維持に関与している重要なホルモンです。
hCGは、妊娠2~3ヶ月くらいにたくさん作られ、出産まで分泌しつづけます。

妊娠を早期に知ることはとても大切

妊娠を早期に知ることはとても大切なことで、現在の一般的な妊娠検査では、早期から妊娠の有無が検査可能となっています。

通常妊娠初期(~妊娠15週)は、胎児の心臓や脳などの器官が出来始める時期であり、外部からの影響を受けやすい時期でもあります。

そのため、妊娠を早期に知ることにより、胎児の発育に影響のあるお母さんの生活状況(お薬の服用や栄養状態、喫煙、飲酒など)を見直すことができますし、また、早期に妊娠を知り産婦人科に受診をすることで、異常妊娠を早期に発見でき、早期から治療を開始することが可能となります。

いつから検査が可能?(妊娠検査の検査時期)

前回の生理開始日が分かり、生理周期が規則正しい場合

 次回の生理開始日 + 1週間後 が目安

基礎体温などから排卵日が分かる場合

 推定排卵日 + 3週間後 が目安

生理開始日や生理周期が分からない場合

 性交日 + 3週間後 が目安

※上記はあくまで一般的なもので、ご自身で検査される場合は、検査キットの感度などにより条件が当てはまらない場合もございますので、検査をする際は使用する検査キットの説明書にかかれている実施時期をご参照ください。

妊娠検査のみかた

妊娠しているのに陰性となる場合
a)妊娠の極めて初期
妊娠の極めて初期の場合、hCGの分泌が少ないために陰性となることがあります。

b)水分摂取が多く、尿が多く作られて尿中のhCGが薄まってしまった場合
hCGの分泌が十分であっても、尿量が多いとhCGが希釈されて検査感度以下の濃度となって陰性となる場合があります。

c)子宮外妊娠
子宮外妊娠の場合、hCGを分泌する絨毛組織の発達が不十分のため、hCGの分泌が正常妊娠時よりも少ないため妊娠初期では陰性となる場合があります。

d)その他

妊娠していないのに陽性と出る場合
a)閉経後の女性
閉経後は妊娠と無関係にhCGが微量に分泌されているために弱陽性を示すことがあります。

b)hCG産生腫瘍や絨毛上皮腫がある場合

c)不妊治療でhCG製剤の投与を受けた場合

d)その他

検査の目的

妊娠しているかどうかを判定するため

参考基準値

陰性 (-)

※基準値は施設ごとで異なる場合があります。

妊娠検査が陽性を示すもの

1)妊娠
2)妊娠以外のもの
hCG産生腫瘍、絨毛上皮腫、胞状奇胎 など